ウッドデッキの耐久性 腐朽について

こんにちは。
今回は、ウッドデッキの腐朽についてです。
写真は区内の個人宅にて、6年目のハードウッド(サイプレス)を床板に用いたウッドデッキになります。
土台は杉の角材です。6年目で張替えの必要そうな箇所20%ほど見られました。

床板を剥がしてみると、土台がボロボロです。補強の木材を入れ、新しい床板を張ります。
全体的な汚れ(湿気の溜まりやすい空間なのか)、苔やカビを取り、最後に防腐剤を塗りました。

 

 

施工箇所の条件にもよりますが、ハードウッドを用いたから、防腐剤を塗ったからといっても
10年もたないようです。
腐朽に対しての有効な手段。または、張替えを10年しない対策として
床板の厚みを40mm以上取ることが必要に感じます。
今回のケースは、サイプレス20mm厚の床板です。
土台の施工もなるべく湿気の溜まりにくい風通しの良い床下環境を整える必要があるかと思います。

木材は腐りますが、樹脂なのど人工物と比べ肌触りや温かな雰囲気など” 味 ” のある材料です。
施工方法や使用する材料などを吟味し、味のある空間を創りたいものです。

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