庭日記

 年2回主に、6月と10月に弊社長泉農場(静岡県沼津市)を使い。(財)緑化センターさんと協力して、

自然再生士の資格更新研修をさせて頂いております。

 先日の6月21日、22日の2日間で開催し、第6回目を迎えることが出来ました。

今回の研修は、今まで行った作業の振り返りです。作業は、主に。 ①田んぼ ②雑木林 ③沢 ④人工林

①田んぼは、米の収穫は目的とせず、敷地内に水場がないことから、現場の赤土を用いて作成から行いました。

結果、モリアオガエル、アカハライモリも戻ってきました。

②雑木林は、年数が立ち大径木化して参りましたので、天然後方下種更新の方法で、萌芽更新を図りました。

子供が喜ぶ、カブトムシ、クワガタの森を目指しています。

③沢 水量が夏の乾燥期に水が干上がってしまうため、乾燥期の生物の逃げ場として。石を組み水のため場を作成しました。

同時に、沢上付近を覆っている樹木を伐採することにより、魚などの苔を増やす作業も行いました。

④人工林 カンアオイやエビネなどの希少種調査を行なっています。

 

以上の作業を振り返り。現状の課題、作業の短期・長期、場の利活用をグループディスカッションを行いました。

その結果を受けて、次回第7回(9月20日、21日)実施予定です。

興味のある方、詳細は、弊社担当矢藤もしくは、緑化センターHPをチェックしてみてください。

 


2019/06/24

先週、晴れが続いて安心したのもつかの間、今週は梅雨の中休みが終わりまた安定しない天気が続いていますね。

雨が多いと植木たちにとっていい事ですが、厄介なことに雑草もグングンと育ちます。

 

とってもとってもすぐに出てくる、慣れない中腰作業でしんどい。

今回はそんな雑草の対処法をいくつか紹介したいと思います

 

まず、シンプルでよく見かける方法。防草シートを一面敷き、その上に砂利やチップなどを敷き詰めるやり方です。

この方法では、後から植物を植えたい!となった時に、その部分だけ穴を開けたりする事ができる利点があります。

しかし時間がたつとシートの隙間などから雑草が生えてくる、環境によっては数年に一度砂利を補充しなければならないと言う

欠点もあります。

 

次に除草剤で駆除する方法。これは駐車場など周りに有用植物がない場合にオススメします。

しかし、庭では対象付近にある植物にも薬害をもたらす危険があるため使用の際は計画性と注意が必要です。

 

最後に、今回施工した土間を打つ方法です。土間の利点は何と言ってもその信頼性です。

土間は一度打ってしまえば、そこから草が生えてくることは’ほぼ’ありません、その後メンテナンスなどの心配も必要ありません。

逆に言うと土間を打ったところに植物を植えたい、となると壊したりするため時間やコストがかかるのであまり現実的とは言えません。

なのでふだん立ち入りの少ない場所、植物を植えるのに適さない場所などには向いていると思います

 

今回紹介した方法それぞれに利点、欠点があるのでその場所や今後の利用法などを検討し、最善の方法を選択することで

雑草ともうまく付き合っていく事ができるようになると思います。

もし迷うことがあれば我々プロに相談してみてはいかがでしょう。

 

 

 


2019/06/15

 

 

2019年(令和元年)、今年も梅雨の季節となりました。

 

梅雨といえば、日照時間が短く、雨が多く、気分も落ち込みやすいと感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

しかし、梅雨は紫陽花(あじさい)が楽しめて、雨でも心が少し明るくなる。

そんな季節でもあります。

 

ジメジメした梅雨に、彩りと楽しみを添えてくれる

紫陽花(あじさい)。

 

今回はその、あじさいのマメ知識ついて書かせていただきます。

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あじさいは樹高が1〜2mほどの落葉低木です。

はっきりと葉脈が浮き上がり、光沢のある葉っぱをつけます。5〜7月にかけてピンクや青色の花を咲かせ、雨にぬれても元気なことから、梅雨の代名詞ともいわれています。

 

そんなあじさい。

まず多くの方は、「あじさいの花」と聞くとまず大きな花弁をイメージされるかと思います。

しかし実はこの、大きな花であると思われている部分は花弁ではなく、花弁を支える萼(がく)片なのです。

そのため、本来のあじさいの花は、萼片の奥にある小さく色づいた部分なのです。

皆さまご存知でしたでしょうか。

 

 

そしてあじさいの名前の由来は、「あづ(集まる)」と「さあい(青い花)」の2つの言葉からできていて、

その「あずさあい」が時の流れとともに変化し、現在の「アジサイ」という名前になったといわれています。

 

 

原産国が日本であるあじさいには、現在50以上の多様な品種があり、それらを大きく分類すると「ガクアジサイ」と「ハイドランジア」の2種類に分類することができます。

現在、一般的に見られるあじさいは西洋種である「ハイドランジア」です。

「ハイドランジア」は、日本固有種であった「ガクアジサイ」を西洋で品種改良し、大正時代に日本に逆輸入されたといわれています。

 

「ガクアジサイ」は、萼片が密集した花の外周を覆うように広がっている外見をしています。一般的にイメージされる丸い形ではなく、平たい形です。

 

 

そしてもう一つ豆知識。

 

実はあじさいの花の色は土壌によって変化するといわれています。

根っこから吸収されるph値(酸性・アルカリ性の度合い)によって花色を変えるというこれまた、面白い性質を持っています。

 

そのため、あじさいを植えている土壌が酸性の場合青色の花となり、逆にアルカリ性の場合はピンク色になります。

 

町を歩いている時もそんなことを知っていると「花がピンクだから土はアルカリ性なんだ」と別の視点で見ることもできるかもしれません。

 

 

 

いかがでしたしょうか。

紫陽花(あじさい)。

種類、形、色、花言葉、他にもたくさん面白いポイントがありそうです。

 

梅雨のこの季節、6月上旬~7月上旬頃にかけて、全国各地のあじさいの名所が中心となって、催し物や祭りあじさい祭りなどが開催されています。

 

そんなあじさいについて、ちょっとした知識と傘をもって、家族や友人、お子様方と雨の日にお出かけするのも素敵ではないでしょうか。

 

(ブログ担当:加藤)

 

 


2019/06/09

関東地方も梅雨入りが発表され、ジメジメとした日々が続いています。

この時期はカビが発生しやすいので注意が必要ですね・・・

 

先日、筧の交換のご依頼を受け作成交換を行いました。

筧は水触れているものなのでカビが発生しやすく、

「きれいな状態を保ちたい」と言うご要望を受け交換しました。

 

筧とは水源から縁先に水を引くための仕掛けの事で、その水の落ちる音が好まれ

平安時代末ころから用いられたとされてて、多くの和歌などにも詠まれています。

その後、茶庭に山里の風景が好まれるようになると先日ブログで紹介した蹲踞に組み合わされるようになり

現在でも茶庭の路地の蹲踞に作られています。

もちろん竜安寺の蹲踞にも筧が取り付けられています。

 

筧にはいくつか種類がありますが矢藤園ではトの字型のものを作成しています。

これは、立ち上がりの竹に穴をあけ水口の」竹を差し込んだものです。

 

庭園などでは立ちあがりに駒頭とよばれる木片を取り付けそこに水口の竹を差し込んだもの

をよく見かけます。

 

筧を眺めて水の滴る音に耳を傾けると昔の歌人達が詠んだ歌の情景が思い浮かびます。

 

 


2019/06/03

6月を迎え、今年もあっと言う間に半年が経ち、夏の訪れと梅雨入りに備える時期となりました。

 

先日、手入れ作業中、お庭の一角にて蹲踞(つくばい)を見かけました。

 

静かに落ちる水滴の音と広がる美しい波紋。

そこには時間がゆっくりと流れていて

暑さをも忘れさせ、

忙しい心を癒してくれるような空間がありました。

 

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ということで、今回はその蹲踞(つくばい)、について記事を書かせていただきます。

 

つくばいとは露地(茶庭)に使われる添景物で、もともと

茶室に入る前に、手を清めるために置かれたものです。

その手を洗う時「つくばう(しゃがむ)」ことからその名がついたようです。

 

 

実はこのつくばい、枯山水の方丈石庭で有名な龍安寺にも、「知足の蹲踞」という、これまた有名なつくばいがあるんです。

 

このつくばいの石の、真ん中は四角くなっており、それを囲むように「五・隹・疋・矢」の4字が刻まれています。

 

この真ん中の水を溜めておく四角い穴を、漢字の口の字になぞらえて、上から時計回りに読み解くと「吾唯知足」という言葉が浮かび上がります。

 

吾唯知足には『われ、ただ足るを知る』という意味が込められており「不満に思わず満足する心を持ちなさい」という戒めの意味が込められているのだとか。

 

 

モノや情報が溢れるこの時代で、あれも欲しい、これも欲しいなどと、欲求のスパイラルに陥ることも少なくありません。

自分に欠けているもの、ないものばかりに目を向けるのではなく、まずは自分の持っているものに満足し、そして感謝できるようにしなさい。

と現代人にも訴えかけているように私は感じます。

 

日本の庭にはそんな思想や、生き方を考えさせる要素が沢山あります。

(ブログ担当:加藤)


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