庭日記

2019/06/09

関東地方も梅雨入りが発表され、ジメジメとした日々が続いています。

この時期はカビが発生しやすいので注意が必要ですね・・・

 

先日、筧の交換のご依頼を受け作成交換を行いました。

筧は水触れているものなのでカビが発生しやすく、

「きれいな状態を保ちたい」と言うご要望を受け交換しました。

 

筧とは水源から縁先に水を引くための仕掛けの事で、その水の落ちる音が好まれ

平安時代末ころから用いられたとされてて、多くの和歌などにも詠まれています。

その後、茶庭に山里の風景が好まれるようになると先日ブログで紹介した蹲踞に組み合わされるようになり

現在でも茶庭の路地の蹲踞に作られています。

もちろん竜安寺の蹲踞にも筧が取り付けられています。

 

筧にはいくつか種類がありますが矢藤園ではトの字型のものを作成しています。

これは、立ち上がりの竹に穴をあけ水口の」竹を差し込んだものです。

 

庭園などでは立ちあがりに駒頭とよばれる木片を取り付けそこに水口の竹を差し込んだもの

をよく見かけます。

 

筧を眺めて水の滴る音に耳を傾けると昔の歌人達が詠んだ歌の情景が思い浮かびます。

 

 


2019/06/03

6月を迎え、今年もあっと言う間に半年が経ち、夏の訪れと梅雨入りに備える時期となりました。

 

先日、手入れ作業中、お庭の一角にて蹲踞(つくばい)を見かけました。

 

静かに落ちる水滴の音と広がる美しい波紋。

そこには時間がゆっくりと流れていて

暑さをも忘れさせ、

忙しい心を癒してくれるような空間がありました。

 

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ということで、今回はその蹲踞(つくばい)、について記事を書かせていただきます。

 

つくばいとは露地(茶庭)に使われる添景物で、もともと

茶室に入る前に、手を清めるために置かれたものです。

その手を洗う時「つくばう(しゃがむ)」ことからその名がついたようです。

 

 

実はこのつくばい、枯山水の方丈石庭で有名な龍安寺にも、「知足の蹲踞」という、これまた有名なつくばいがあるんです。

 

このつくばいの石の、真ん中は四角くなっており、それを囲むように「五・隹・疋・矢」の4字が刻まれています。

 

この真ん中の水を溜めておく四角い穴を、漢字の口の字になぞらえて、上から時計回りに読み解くと「吾唯知足」という言葉が浮かび上がります。

 

吾唯知足には『われ、ただ足るを知る』という意味が込められており「不満に思わず満足する心を持ちなさい」という戒めの意味が込められているのだとか。

 

 

モノや情報が溢れるこの時代で、あれも欲しい、これも欲しいなどと、欲求のスパイラルに陥ることも少なくありません。

自分に欠けているもの、ないものばかりに目を向けるのではなく、まずは自分の持っているものに満足し、そして感謝できるようにしなさい。

と現代人にも訴えかけているように私は感じます。

 

日本の庭にはそんな思想や、生き方を考えさせる要素が沢山あります。

(ブログ担当:加藤)


先日、世田谷区内にお住まいのお客様のご自宅にてフェンスの改修工事を行いました。

元々目隠しのためアルミフェンスが設置されていたのですが、殺風景ということで

以前竹垣を取り付けていました。今回はその竹垣が風化してきたのでウッドフェンスへ改修を行いました。

 

使用した材料は国産木材。ですが以前紹介したものとは違い防腐剤が中まで注入されたものを使用

注入されている薬剤は環境安全性もクリアしていて安心長持ちです。

色は淡い緑色で木目もはっきりしていてとても落ち着いた印象をうけます。

 

現在は腐らないという点から擬木を使用したデッキ、フェンスなどが多くみられますが

生活の中で木の温もりを感じたいと言う方はこのACQ材の使用も検討してみてはいかがでしょう


注文住宅を検討されるお客様向けの情報誌。HOUSING by suumoさんから本日取材を受けました。

テーマは外部に「木材を使って心地よい住まいづくり」です。木材は腐る・弱い・メンテナンス大変などのマイナスイメージがあるかもしれませんが。

適した工法をとるこで、長持ちします。大事になのは、お施主様の希望やライフスタイルに寄り添うデザインだと思います。

木材の固定観念にとらわれず、専門家の提案を受けてください。

理想は、家づくりの最初の段階から。建築設計と造園設計を同時並行で進めることです。また、造園の予算を確保した上で建築の計画を進めることが

満足度の高い家づくりへと繋がります。お施主様・建築家・造園家のチームを是非作ってください。きっと、創造を超える暮らしが待っています。


2019/05/10

桜の見頃を終え、4月中旬から5月に入ると、ツツジやサツキの花見頃の時期を迎えました。

お庭や道路、公園の前を通るとピンクや薄紫、紅色、白など様々な色の綺麗なツツジを見かけます。

そんなツツジを見ながら、子供の頃に、よくツツジの花の甘い蜜を吸った記憶を思い出します。

 

今回はそのツツジやサツキについて少しご紹介させてただきます。

 

そもそもツツジとサツキの違いはなんでしょうか。

 

ツツジとはツツジ科の植物で、学術的にはのツツジ属の植物の総称のことを指します。

一方、サツキはツツジ科ツツジ属の一種で、5月頃に咲くことから「サツキツツジ」という名がつきました。

 そのためサツキも、ツツジの中の一種ということになります。

 

この2つはよく似ていいますが、見分けるポイントがあります。

 

まずは花の大きさです。

ツツジの花の大きさは5~7cmであるのに対し、

サツキは3.5~5cmと少し小ぶりになります。

また葉の性質もツツジは、表側は光沢がなく裏側は服に付きやすいなどの特徴があるのに対し、サツキは表面がツルツルしているなど違いがあるようです。

 

また、花の咲く時期にも違いがあり、

ツツジは4月に花が咲いたあと、5月に新芽が出るのに対して、サツキは5月の新芽が出る頃に蕾がつき、そのあと花が咲くなどの違いがあります。

 

しかし、最近ではサツキとツツジは人工交配などにより見分けが難しいものも増えています。

 

ちなみにツツジには他にもシャクナゲを代表として、キリシマツツジ、オオヤマツツジ、レンゲツツジ、ミツバツツジなどたくさんの種類があります。

 

全国各地でツツジ祭りや、フェアが行われているようですのでこの時期にツツジを楽しみに、お出かけしてみてはいかがでしょうか。

 


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