【No.01】自然再生(士)って?

財団法人日本緑化センターのもと、平成23年に自然再生士資格制度がスタートしました。

自然再生士は、人と自然の関係を普及・啓発するコーディネーターとしての役割を期待されています。

近年の都市での集中豪雨や勢力の強い台風など、誰もが今までと違った気候変化に気づくようになったと思う。その原因が、 失われつつある自然と関係があり。わが国のレッドデータブックに示されるとおり、絶滅の恐れのある野生生物をいかに    保全していくかが国家的な課題である。また、我々人もレッドデータブックに入っていると自覚したい。

 自然再生に関連する法令をみると。平成7年に「生物多様性国家戦略」平成13年の「21世紀 環の国 づくり会議」があり。 平成14年「地球環境保全に関する関係閣僚会議」によって保全の強化・自然環境の再生・持続可能な利用の3点に重点が置かれ、平成14年に「自然再生推進法」が制定された。平成22年には、「生物多様性地域連携促進法」が施工された。

 以上な流れを受け、自然再生つまり、里山の再生・ビオトープの整備・河原の保全・希少昆虫の保全・田園の再生・緑道の改修等の考え方を身につけ、普及と啓発の核となる資格、自然再生士が生まれた。

 だが、資格取得の特性上、実際の現場や調査法(調査→計画→設計→施工→モニタリング→フィードバック)などを身につけた方は希少なため。弊社施設でできるだけ実践に近い研修を2016年6月より始めた。現在、年2回研修を行い、第7回を終えた。   今後、この場で今までの研修内容を公開したいと思います。

その前に、次回は「日本の森林について」書いてみたいと思います。

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